夢織りLetters

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三男の晴れ舞台

今日は朝からそわそわバタバタ。
三男Kの結婚式が雅叙園であるのだ。

朝7時、一足先にKと二人で式場に向かう。
雅叙園についたら、相手のEちゃん家族と玄関先でばったり。
みんなで、花嫁花婿の更衣室へ。

広い控え室には、マッサージ機も置いてあった。
花嫁が着替えてる間、待ってる花婿用だとか(苦笑)

式は神前結婚式。
白無垢姿のEちゃんはほんとに綺麗だった。

披露宴会場で、テーブルにつくと
こんなメッセージカードが置かれてあった。
夫にも、隣に座る私の母へも。
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28年間のことが、ぐわ~っと思い出され思わず涙が出てしまった。
(しかし字は下手だな。)

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そして、あれよあれよと言う間に、式も終わってしまい (ちょっと端折りすぎ?)
もう一週間がたとうとしています。
明後日には母も九州へ帰ってしまいますが、
そんな母が結婚式のことを書いたので、それをここにUPしておきます。



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6月初旬、孫のK君の結婚披露宴は、宴たけなわだった。
私は若い人たちの歓声の渦の中で、年を忘れて浮かれていた。

そんな時、K君制作のビデオが流れてきた。
食い入るように画面を見ていると当時の娘の花嫁姿がスクリーンに映し出された。
「あれぇ」私は、頓狂な声を上げてしまった。 
そこには花嫁に寄り添う30数年前の私の姿もあった。

感慨にふけっていると、「お母さん、早く行ってよ。Kが待ってるから」と娘の声。
「え、どこに?」と戸惑う私に、ステージを指さした。
花婿退場の時に、おばあちゃんと歩いて行くという筋書きになっていたらしく、
K君が笑顔で私を手招きしていた。

無我夢中でK君のそばに行った。
どーっと拍手が湧いた。
K君と手をつなぎ会場を歩いていると、遠い日の思い出が脳裏をよぎった。

よくK君と歩いた田舎の畦道。
時折草むらから出てくる小さなヘビを見つけては、
「あのヘビを捕まえて東京に送ってよ」とK君にせがまれた。

「そんなこと言ったっけ?覚えてないよ。」
「K君が名付けたヘビの道は、今は広い舗装道路になってるのよ。」と、見上げながら語る私に
K君の笑顔はまぶしかった。
ぐーんと背丈も伸び、たくましく成長したK君と、縮こまった私は、
いつしか会場から抜け出して田舎の畦道を歩いていた。
そよそよと吹く風が心地よくK君の幸せを奏でているかのようだった。

三男の晴れ舞台_f0213493_21105218.jpg


↓ 私がもらったテディベア。
息子が生まれた時の体重3500gある。
ちなみにお相手のEちゃんは3900g。 女の子にしてはビッグな赤ちゃんだったそうだ。(笑)
三男の晴れ舞台_f0213493_22492323.jpg

by geko2203 | 2011-06-09 07:30 | 家族

東京は下町の小さな日常を綴ります。


by geko2203