いきなりですが、WWOOFって、ご存知ですか?
World Wide Opportunities on Organic Farms「世界に広がる有機農場での機会」の頭文字です。
WWOOF(ウーフ)とは、有機農場を核とするホストと、そこで手伝いたい・学びたいと思っている人とを繋ぎ、お金のやりとりなしで、「食事と寝る場所」とひきかえに「労働力」を提供するしくみだそうです。
1971年イギリスで芽生え、オーストラリア、ニュージーランドで発展し、現在は世界50か国以上にWWOOF事務局が設置されているそうです。
福岡に住む兄が昨年からホストに登録していて、実家にはしょっちゅう外国の”働き手”が訪れます。
母の意向も気にせず、次から次へと受け入れる兄。(断ることを知りません!)
結局は、その人たちの朝昼晩の三度の食事はすべて母がやるという図式になります。
去年の夏は、なんとベルギーから2歳児を含めた6人家族&イギリスから2人、総勢8人がいっぺんに押し寄せてきました。
さすがの母も口あんぐり。
それも、兄はほんの数日前に言うのです。ひどい時は当日に。
「午後から、ウーファーが3人くるよ」てな具合に。
もっと早く言えばいいのに!! と、イラッとする母。
食事やお布団の準備もあるし掃除だって・・・・
そんなこんなで、1年でもう50人以上は受け入れたかな。
長い人で1ケ月、ふつうでも1週間から2週間。
農業の忙しいときに来てもらえれば、助かるのですが、
農閑期にこられてもほとんど仕事はありません。
ほかのホストに断られて、我が家に来る人もたくさんいます。
仕事を探すのも頭を抱えます。
兄に文句のひとつも言いたいところですが、そこはぐっと我慢の母。
でもいいこともたくさんあります。
来てくれた人みんなが、「おばあちゃん、おばあちゃん」って慕ってくれるのです。
世界中に孫がどんどん増えていくみたいで、それはそれで母は嬉しいんです。
実際、オーストラリア、イギリス、ドイツ、カナダ、スイス、ベルギー、中国、台湾、エルサルバドル、etc もう数え切れないくらいの国から訪れています。
フサコばあちゃんに会いたい、ってメールがくるそうです。一度訪れた人が口コミで
ほかの人に紹介するみたいです。
そんな母の宝物はこれ。
ベルギーに住む、画家さん一家が来て描いてくれた母の絵。
そっくりです!
今は、フランスから60代の女性が来ているみたいです。名前はフランシンさんって、
母が言ってました。
↓ ↓ このかたです。 どんな楽しいストーリーが生まれるかちょっと興味津々な私です。